デパートやビルで自然を感じる

私たちの祖先は、文明の発達が進む中で自然環境を捨てることなく、供に共存する道を常に模索してきました。そういった試みの一つに屋上緑化があります。読んで字のごとくですが、建物の屋上に植物を植えてそれらの力を借りるという取り組みです。鑑賞物としてたのしむこともでき、環境に優しく、実益両方を兼ね備えている屋上緑化。そのメリットを見ていきましょう。

屋上緑化は高層物の特権ではない

実は、屋上緑化は普通の一戸建てでも可能です。ビルやデパートでの緑化はどちらかというと、環境への配慮や企業アピールなどの意味合いが強いですが、個人の場合だと純粋に植物と触れ合いたい人や、ガーデニングを楽しみたい人などが取り入れている場合が多いです。身近なものだと、ツタの葉をネットに絡ませて屋根から垂らす、屋上にプランターをおいて太陽の光をうまく活用して栽培するなどがあります。

 

屋上緑化の効果とは

そもそもなぜ緑化をすることが推奨されているのでしょうか。それは古くからの知識が今もなお受け継がれている緑化の良さがあるからです。建材を使わずに居住空間に質をアップさせられることができたとすればかなりコスト節約することもできます。また、植物が二酸化炭素を取り込むため空気清浄の機能を発揮します。日本でもヒョウタンやヘチマなどのつるを屋根から垂らしているお宅があるかと思います。甲子園球場のツタも緑化集手段の一つです。都道府県でも積極的におこなわれており、東京都ではビル屋上に積極的に緑化する活動をしています。これは企業のSR(社会的責任)で、社会貢献しているとみなされます。また緑化を推進する企業などに補助金を設け、緑化活動を促しています。

 

屋上緑化の考慮するべき点

一見すると、環境に優しい活動のように感じられますが。検討しなければいけない点もあります。

 

課題①費用

なにをするにしても・・・・。というところですが、やはりある程度の費用は掛かるようです。2018年の調査によると一坪あたりおよそ10万円かかると言われています。一軒家などの一般住宅などでは、現実的な見積もりがでるでしょうが、面積の大きな建物となると慎重になる必要があります。

 

課題②植物の重さ

屋根に土と植物と周辺機材を乗せることを考えると、耐荷重は計算しないといけません。もちろん業者に依頼すれば業者がやってくれますが、DIYされる方は屋根の耐久性能を調べる必要があります。

 

課題③植物の管理

いざ屋上緑化をしてみても、植物が枯れてしまっては意味がありません。植物たちは屋根の一番高いところにあるため太陽が近く、低地の植物よりも乾燥します。緑化に際しては水やり、肥料やりなどの管理についても考える必要があります。

 

課題④水はけ

雨が降った際に植物は多くの水を吸収します。そのため、水の逃げ口を作っておかないと大変なことになってしまいます。また、水と一緒に植物の種が排水溝に流れてしまうと、排水溝の中で植物が育ち、塞いでしまうなんてことも考えられます。

 

屋上緑化向け植物

〇ヘチマ

ヘチマは貯水力が高いウリ科の植物です。屋根に植えておけば、地面に向かってつるを伸ばすので、日本では緑のカーテンを作るさいによく使用されます。先ほど甲子園の緑化に触れましたが、ああいった景観を想像していただくとわかりやすいかと思います。

〇キュウリ

みなさんもよくご存じのウリ科を代表する植物のキュウリです。実はキュウリも緑のカーテンの素材に使われることがあります。ウリ科の植物はいずれもつたをのばすため、緑化で重宝される植物群です。他にもゴーヤーやトマト、朝顔なども有効活用されているようです。

 

〇その他

多年草、一年草などのつるをはやす植物は重宝されているようです。デンマークでは家の屋根に芝生を敷いて緑化をおこなっている地域もあるようで、その土地度地の天気や気候にあわせた柔軟な緑化がなされているようです。

屋上緑化に加えて緑のレンタルをご利用の方に

弊社では協力会社としてグリーンレンタルのtheprimegarden様と協力してお客様に愛されるサービスをお届けしております。また、資材についてはヤマテー様の商品を利用しております。大規模な壁面緑化については、東邦レオさんのサイトもご覧ください。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。屋上緑化は様々な建物で行うことができ、自然の力を借りて生きていくための知恵の一つと言えるでしょう。21世紀に入り資源不足が叫ばれ続けて久しいですが、そういった環境問題を解決するための手段として、日本だけでなく先進国も足並みをそろえるかのように緑化に取り組んでいます。「鉄とコンクリート」だった経済成長期の思想を捨て、自然の力をうまく使っていくことが今我々に求められていることなのかもしれません。