屋上緑化の主な工法をまとめました


 工法1  <屋上に直接土を敷く屋上緑化>

■基礎基盤をつくる

屋上床面上に土を入れる工法では、床面の防水層の保護と植物を育てるために、複数の部材を用いて幾つかの層を作り、基礎となる基盤をつくります。

その分、通常の造園にくらべて手間とコストがかかります。

土壌の替わりにシート状、タイル状の人工基盤にセダムや芝生を生やす製品もありますが、土壌を使用する場合に比べ植物の成長は劣ると思われます。

<屋上緑化の標準的基礎基盤図>
<屋上緑化の標準的基礎基盤図>

耐根層:植物の根が屋上床の防水層に届かないよう

    根が突き破らない強度を持つシートを振動敷く。

振動緩衝層:耐根層を保護するための層で、様々な素材

      が商品化されている。

排水層:土壌の排水を行い、根腐れを防止する。

    様々な素材・形状のものが商品かされている。

透水層:排水層に土壌が入り込まないようにする透水性の

    フィルターを用いる。

土壌:主に、自然の土の1/2~1/3の重さの軽量土を用いる。

 

■必要な土壌の厚みと植栽可能な植物の種類

土壌+植物の重さを、建築基準法の床面対荷重の規定値に収めなければなりませんおで、

一般住居の場合、屋上全面に植物を植える場合はセダム、芝生だけが植えられます。

部分的な植栽ですと、高さ2mの中木まで植えられますので、部分的な植栽を組み合わせてデザインすることで

立体的な屋上緑化がつくれます。


<植物の種類による必要土壌厚とその重量>(超軽量土壌を使用した場合)

     30kg/㎡                60kg/㎡               90kg/㎡              120kg/㎡             150kg/㎡            180kg/㎡             240kg/㎡


 工法2  <プランター、コンテナを用いた屋上緑化>

■基礎基盤をつくる必要が無く、コストを抑えられます。

基本的には、現状の屋上やベランダに大型のプランター、コンテナを置くだけで完成できるため、

手間がかからずコストを抑えられます。

中木まで植えられますので様々な植物を選べ、屋上菜園にも適しています。

プランターのデザインが、全体の緑化イメージを決める大きな要素となります。

ウッドデッキやタイル貼りの床にし、それとプランターを一体化させたデザインにするなどで、

スッキリとした緑化空間をつくれます。